オーデンセはハンス・クリスチャン・アンデルセンの生誕地です。１８０５年に、この町で後に世界的に有名な童話作家となったアンデルセンが、貧しい靴職人と洗濯婦の息子として、片足を中世に、もう一方の足を現代に架けて、生まれました。オーデンセは、その当時デンマークの地方都市としては一番大きかったのですが、迷信は町の人々の生活とこの作家の幼年時代にしっかりと根付いていました。その後、オーデンセの町は大きく変化しましたが、この童話作家が暮らしていたころと同じ有様の建物や、場所がいくつか保存されています。町の中心部に点在するアンデルセンゆかりの場を示す敷石をぐるっとたどると、アンデルセン博物館、幼年時代の家、また子供文化館―火打ち箱が容易に見つかります。さらにその他のアンデルセンの幼年時代や童話作家生活に多大なる影響を与えた１１の場所を巡ることができます。このご案内書にて、様々な場所の説明、またアンデルセンとの関係、またさらなるおとぎ話の世界でのような体験へと皆様をご案内します。どうぞお楽しみください。